アクシデントから学ぶ 「腰痛緩和編」
一昨日から何の心当たりも無いのに腰が痛い。
私自身特に腰痛持ちでもなく、稽古中に無理な動作をした等の心当たりも全くないのですが、普段通りに立てない、横になればなったで寝返りをうつにもいちいち痛みが走る。
昨日も稽古に行く前には「今日は体験者の方も来られるけど、大丈夫かな」と不安がよぎるほど不調。「無理な時は指導員のHさんにお願いしよう」なんて思っていた矢先、そのHさんから「今日は稽古休みます」という連絡が入る。
「まじですか・・・」
僅かな望みを絶たれ、不安を抱えたまま道場を掃き掃除するのですが、度々その場にしゃがみこんでしまわないともたない程痛い。
「どうしたものかなぁ・・・」
と考え込んでも仕方ないのでとにかく身体を動かすことに。ストレッチを始め、痛い所を押してもらい絶叫しながらも伸ばす。
そして通常通りの稽古で道場生の受けを取りながらも、腰が痛いので
「うおおりゃああぁぁ」 と大声を上げて
気合いを入れながら起き上る。(笑)
といった一見アホとも思えるような稽古を何度も繰り返しているうちに、みるみる腰を含め身体中に気が満ち溢れていくのが解る。痛い部分を氣がしっかり包んでカバーしているような感じです。
気が付けば通常通りに立っており、腰の痛みもそんなに気にならなくなっている自分が居る。その後は普段通りに稽古をして、気が付けばいつの間にか稽古終わりの時間に。
いつもより時間の経過が早く感じる位の充実感がありました。
本当に人間の身体は不思議なもんですね。
「病は気から」と言いますが、こんな原始的な方法で症状が緩和されるのですから。
私の好きな言葉は「転んでもただでは起きない」
今回も毎度の事ながら
アクシデントから学ばせていただきました。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二