合気の現役は50代から
私が大東流合気柔術を始めた20代の頃から思っていること。
それは「合気の現役は50代から」ということ。
大東流や合気道の名人、達人といわれる先生方の多くが「ご老人」だったということもあり、自然とそういうイメージが出来たのかもしれませんが、私自身が合気の稽古において、未だにピークを感じた事がないというのはもちろん、年々少しずつ”動ける”ようになっていくという手応えがあるからです。
筋力を使ったスポーツでは殆どの方が10代~30代に”動ける”ピークを迎えることと思いますが、我々が求めるのは一切の無駄を捨てた自然体での動作。
まだまだ無駄な動作が多く、その動作を支える土台となる身体もまだまだ・・・
本当の意味で”動ける”という実感を持てるのは、果たして何時なんだろうと、今後が益々楽しみなのであります。
50代になればなったで
「やっぱり合気の現役は60代からやな」
と言ってるかもしれませんし。
これが生涯続けられる武術、合気の大きな魅力だと私は思います。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二