私が”大東流”を名乗ることをやめた理由
私が大東流合気柔術に入門したのが1996年6月。師の許しを得て道場を開いたのが2002年7月。そして師の下を離れたのが2009年5月。
今思えば2009年5月の時点で名乗ることを潔くやめるべきだったのかもしれません。そこで決断しなかった、というより出来なかったのは師の存在と大東流という流派名、この全ての後ろ盾を失ってしまう勇気が無かったのだと思います。
ですが・・・
自分の心には嘘がつけないというか、心の中での違和感のようなものは日に日に大きくなっていく。
そしてその違和感を裏付けるような様々な現象が起こる。
決定的なものは思想や宗教観の違いが明確になってきたことですかね。道場生の方にいただいた「THE BIBLE」という聖書にまつわるDVDを観たことでそれこそ”目から鱗が落ちた”というか、何かのピースがひとつしっかり収まったといいますかね。
これからの人生を”活きる”上での大きな転機となったことは間違いありません。
目指すものが大東流の先人達や合気という技術、そしてそこに流れる思想でなくなった以上、その流派を名乗るべきではないというのが正しい流れであるように思います。
まあそれにしても、物事が進むにはそれなりの”タイミング”があるのでしょうね。
「物事に偶然はなく必然である」という考えの基に生きてる私にとっては、この間に起こった全ての現象が今に繋がっているということを強く実感させられています。
何せこの決断までに約12年という歳月がかかっているのですから。
※過去ブログで私こんな記事書いてました。
無限道場 – Aikijujutsu –
道場長 竹内 研二