心と身体の護身武術、その目的とは

【 護身術 】、いざという時に危険から身を護る術。常日頃から稽古鍛錬をし”術”として心得ておくことは必要であると思います。

ただ私的にはここに重要なポイントが一つあるように思います。

それは目的です。

前述の護身術とは手首を掴まれた場合、胸倉を掴まれた場合、または相手が武器を持っている場合など・・・目に見えて他者からの暴力や危険から身を護るための対処法。

いざという時にさりげなく相手の暴力を撃退できればカッコいいですよね。

しかし・・・

そのカッコ良さをイメージしながらの稽古は逆に自ら危険を招くことになっても不思議ではありません。

なぜなら目的が”暴漢撃退”ですからね。

思考は現実化する。いわゆる引き寄せの法則?みたいな現象が起こりうるということです。類は友を呼ぶと言いますしね。

ではどうすればよいのか・・・

私は道場生の皆さんにはこのようにお伝えしています。

「暴力や危険と同じ波動の上にに立つな。」

そもそも暴力とは波動が荒々しく粗雑であり低いもの。そこに自らの意識を合わせるのではなく、精妙で柔らかな健全な波動へと自らを高めていくことです。

そうすれば波動が合わなくなる。

危険や暴力に遭遇する確率は格段に下がると私は思うのです。

心と身体の護身武術とは

護身武術の稽古を通して己の波動を高めること。

氣や意識など目には見えない働きこそ日ごろから大切にしなければならないのだと考えます。

無限道場 – Aikijujutsu –

道場長 竹内 研二