イミテーションで満足する時代
私がこのブログで技術的なことは一切触れない理由
それは
「例え親兄弟、夫婦といえども稽古の内容を漏らしてはならない」
入門時にそう言われたからです。
ひと昔前、私が入門したての頃は書店に関連”ビデオ”や書籍を探しに行って、情報を得るくらいしか方法を思いつきませんでしたが、現代はネットで手軽に、簡単に、しかも無料で得られる情報が溢れている時代。
便利と言えば便利になりましたが、その分人間からは「何とかして本物を掴もう」、「何とかして真理を掴もう」という欲求のようなものが消え失せてしまっているようにも思えます。
手軽に簡単に、苦労せず、しかも安価で手に入るといった「イミテーション」で満足してしまうばかりか、「イミテーションと本物」の区別、見分けさえつかないというか、人々からは洞察力、観察力さえ失われていっているような気がしてなりません。
心を尽くすことをせず、ただ”形だけの技術”を身に付けようとする・・・。
そんな思考に陥っている人が多いようにも思えてならないのです。
ホント一体この先、この国、この世界というか、人類はどうなってしまうのでしょうね。
「こういう時代だからこそ、我々は”真”を目指していかねばならない。」
私は強くそう思うのです。
例え周囲に理解されず、少数派であったとしてもね。
関連記事
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二