地味な稽古の積み重ね
道場での稽古風景を客観的に観て「俺ら本当に地味な稽古やってるなぁ」と思う事がしばしば。
昨日の福岡市民体育館柔道場は春先の心地よい気候もあってか、日頃見かけないような利用者達も加わって混雑しており、投げ技の稽古には十分なスペースが確保できなかったのですが、そういう状況にも慣れたもの。
小さなスペースで出来る稽古があるので何の問題もありません。
相手に掴まれた手首を突き返す稽古だったり、横面打ちを受ける稽古だったり、ひたすら同じ事を繰り返しながら感覚を磨いていくというもの。
大人たちが狭いスペースで静かにこぢんまり稽古する光景は「とっても地味」。
しかし私はこの地味とも思える稽古の積み重ねこそが重要であり、精妙な感覚を磨いていくものであると考えています。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二