学ぶ者の7つの心得

私が道場を開いたのは2002年。

それから約15年のあいだ色々な方と接していく中で、逆に道場生の皆さんから”学ぶ側の姿勢”を学ばせていただきました。

そこで私見ではありますが、学ぶ者の心得を7つにまとめてみたいと思います。

1.自分自身に素直、正直であること。

これに尽きるかもしれません。

学ぶ中で生じる疑問を素直にぶつけること。解る、解らないを正直に表現できること。

といった意味から

2.Yesmanはだめ。

指導者の言うことに何でもハイと言えること。これは素晴らしいことのようにも見えますが、理解できないまま先に進んでしまっても、いつか必ずその”しわよせ”で行詰まるように思います。

3.素直に聞く姿勢

聞く前から反抗的であるとか、聞いている途中で自分勝手に早合点する人。指導する側も人間ですからね。正直そんな人には伝える氣が失せてしまいがちです。(笑)

まずは素直に受け入れるように心がけ、解らなければ質問をするようにしましょう。

4.丸投げはダメ

素直に聞いて、教えられたことはしっかり何らかの結果がでるまで試してみましょう。自分でやれるだけのことをやった上で解らないことは質問できますが、やらないで出るものはただの愚痴でしかありません。

5.自信を持つのは良いことですが、過信はダメ。

天狗は嫌われます。常に謙虚な気持ちで臨みましょう。

6.稽古仲間を大切にしましょう。

稽古相手から教えられる、氣付かされることが多々あります。まるで自分一人で稽古しているような人には誰も心を開いてくれません。相手を尊重し、大切に扱うことが大事です。

7.指導者は「神」ではありません。

あくまで人間です。人は過ちを犯してしまうもの。指導者の言う事が総てにならぬよう、あまり妄信してしまうのではなく、客観的に観る目を持ちましょう。

※道場内に理合など不変の法則があれば、それを軸に置くようにしましょう。指導者はあくまでその道を実践してきた先輩に過ぎません。

以上が現時点での私なりの7つの心得です。

思い切って疑問、質問があればそれをぶつけてみましょう。それに対して真摯に向き合ってくれないような指導者、力で抑えつけようとする指導者はどうかと思います。場合によっては新たな指導者を探した方がよいかもしれません。もちろんぶつけるのは”質問”であり、愚痴をぶつけるというのは言語道断です。(笑)

大東流合気柔術 無限道場

道場長 竹内 研二

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