合気道と大東流の”合氣”【我々の稽古には関節技がありません。】
【我々の稽古には関節技がありません。】
私もほんの僅かな期間ですが合気道の経験があります。小手返しや二教の極めその他、関節を極められる技の稽古はとても痛い。その場で一瞬痛いだけならまだしも、”先輩の意地”みたいなものをぶつけられた日には回復するのに数日から数週間かかる程のケガとなってしまうこともある。
そのため技に対応する柔らかさを身に付けるのが目的なのか、皆さん手首を曲げるストレッチ?をやっておられたのを記憶しています。
それが大東流の”合氣”の稽古を始めてからというもの、全く関節技を稽古しないばかりか、逆に”関節技を容易に極められないように”強靭な手首を鍛えることを始めました。
合気道と大東流の”合氣”
ここら辺の発想はホント全く違うと思いますね。
(どちらが良い悪いということではなく好みの問題だと思いますが)
そして現在無限道場で求めている稽古は、とにかく相手を傷めないこと。
相手を掴む時、投げる時・・・
丁寧に丁寧に接することを求めます。
その結果、受けた相手から帰ってくる言葉は
「心地良い」、「気持ち良い」という言葉。
私自身、大東流の合氣が闘うことしか目的に出来ないのなら、相手を傷めることしか出来ないのなら・・・
とうの昔に辞めてます。
最強を目指すために合氣をやっている訳ではなく、己に向き合うために稽古していますし、何より相手を傷めなくてもお互いの心身や感覚は鍛えられますのでね。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二