投入堂(国宝)
出雲の旅二日目の目的地鳥取県三徳山にある投入堂
登山ではなく、あくまで修行の場に入山するという事で、
受付事務所でまず、身の回りの装備をチェックされる。
滑る靴はだめ、両手が使えるような状態かどうか、
また、山を傷つけるような杖もダメ、一人での入山も禁止。
聞けば滑落で命を落としたり、下山できない等の事故が多いとの事。
手続きを終え、入山するとすぐにその意味が解りました。
整備された登山道なんてない。
人の手が加わっている箇所といえば、事故の多い箇所に
通行禁止とばかりにロープが張ってあるくらい。
両手両足を使って木の根をよじ登り、岩場、鎖をよじ登り、
ようやく最初のお堂へ到着。
まあこんな所に建つお堂ですから普通な訳はない。
回廊伝いにお堂の周りを歩けるのですが、当然その下は崖です。
雨水を逃がす為か微妙に傾斜が掛かっておりコワイ。
ホントこの山はいたる処で
「命の保障はありません」という感覚を味わえる。
そんなこんなでようやく最終目的地の投入堂に到着。
しかし、こんな断崖にどうやって建てたんだか・・・
役行者が法力で投入れたという言い伝えから
投入堂と言われるようになったとか。
日常では中々味わえないスリルを体験させてもらいました。
その後は鹿野温泉~鳥取砂丘へ・・・
二日間の全行程を友人が一人で運転してくれました。
友人曰く「走るのは車だから自分はきつくない」のだそうです。
それにしてもタフな旅行でした。
大東流合気柔術 無限道場