貧乏侍で良かった

昨日の稽古前、福岡武道館を掃き掃除していた時のこと。

ふとこういう感情が沸き起こってきた。

「貧乏侍で良かった」

合気柔術を生業にして約13年余り、その間これ一本で生きてきました。

月謝収入のみで生きておりますので、浮き沈み(まだ全然浮いていませんが)も経験して参りましたし、おかげで金銭面でも散々苦しめられて参りました。

しかし、苦しみは同時に色んな気付きも与えてくれましたし、メンタルの面でも相当環境に鍛えられたと感じます。万一私が何不自由のない”金持ち侍”として生まれていたり、日中は定職を持ち、収入の安定した”兼業侍”として生きていたならば、こういう感覚は得られていないのかもしれません。

私の場合は一見恵まれない環境の中に身を置く事で、”プロ根性”のようなものを養成していくのに向いていたのでしょう。今後はあまり苦しみたくありませんが(笑)

本当に環境に感謝なのであります。

大東流合気柔術 無限道場

道場長 竹内 研二

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