技に”心根”が表れる
合気の稽古を通じて常々感じる事があります。
それは技には”心根”のような、その人の本質が表れるということ。
本人の自覚が有る無しに関わらず、表れてしまうから面白い。
先日某TV番組で刀鍛冶のことについて触れてあり、「刀鍛冶は心がきれいでなければ、良い刀が生まれない・・・」という様な内容でした。うろ覚えですが、おそらくその逆で「心の荒んだ者が打てば妖刀のようなものが生まれる」といった内容ではなかったかと思います。
合気の稽古もこれと同じことが言えると思います。
”素直でシンプルな心”の人の技は受けを取っても心地良いもの。
反対に良くない心や素直でない人の技は正直心地よくありません。
稽古の技に限らず、全ての現象は心根の表れなのかもしれませんね。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二