曖昧な『氣』
『氣』の働きは目には見えづらい
そして見えづらいゆえに”曖昧なもの”ともなり易いと思います。
ですがこれを文字におこしてみるとどう感じるでしょう。
例えば
爽やかな氣・純粋な氣・素直な氣・真直ぐな氣・正直な氣・活発な氣・謙遜な氣・・・
それに対して
混ざり合った氣・澱んだ氣・狡い氣・陰湿な氣・曲がった氣・傲慢な氣・・・
はたして前者と後者、あなたならどちらの性質の氣を受けたいでしょうか?
我々は毎回の稽古で相手と向き合います。その本人に自覚が無いとしても、その度に相手から後者のような氣を浴びせかけられているとしたらどう思います?
私は単純に前者の『氣』を選びますので、そのように身(肉)を合わせる稽古を積んでいるわけです。そして何より曖昧なものを少しでも明確なものとして表現するようにしたい訳です。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二