経験を積むほど稽古がキツくなる
「最近の稽古はキツイです。」
「入門当初はそんなにキツくなかったのに・・・」
道場内で最近こういう声をよく耳にします。
入門から3年、5年、7年・・・経験を積んだ分だけ身に付いている物があるのは当然ですが、経験を積んだことによって初めて見えてくる自分の到らなさもあります。
入門間もない頃は型の手順を覚えることや、道場の雰囲気に慣れることなど、色んな意味で余裕がないでしょう。
しかし経験とともに自分を客観視できるようになる程、「自分はあれも足らない、これも足らない・・・」という所に目が向き始めるようになるもの。
それに真摯に向き合うほどやるべき事が多くなり、真面目に稽古に取り組むほどキツくなるのは向上心があるからこそなのです。
少々経験を積み、技が少し理解できてきたからといって先輩風を吹かしたり、現状にあぐらをかいている暇などないのです。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二