稽古の苦しさ「気づいた時の喜びを味わって欲しい」
稽古の苦しさ
筋力トレーニングやランニングなど自分の身体に負荷を掛ける時の苦しさはどなたでも容易に想像できるでしょう。止めどなく汗が流れハァハァと息が荒くなり、心拍数はバクバク・・・
しかし、自分がいくら汗だくになって力を入れても、いくら踏ん張ってみても相手に技が掛らない場合、「どうすれば自分の技が通用するのか?」といった事で苦しむのは経験が無い方にとっては想像しにくいかも知れません。
目の前に技が掛らず苦しんでいる道場生の方がいる。
そんな時、指導する立場の私に出来ることは基本技の理合いや自分の在り方という”正解”を色んな方便を用いて伝え続けることと、少しでも答えに辿り着きやすいように身体の使い方をアドバイスすること位なのですが・・・
何より
ご本人に「気付いて欲しい」訳です。
そして気付いた時の喜びを味わって欲しい訳です。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二