理合に忠実であること
【理合】 りあい
わけあい。理由。道理。
とあります。
我々の求める合氣にも理合があります。そしてその道理に沿って稽古する基本技が制定されており、それに忠実であることが求められます。
しかし『理合に忠実である』というのは口で言うのは簡単ですが、”それを実践する”というのが結構難儀なのです。
【忠実】とは
1 まごころをこめてよくつとめること。
とあります。
自分では基本の通りに稽古しているつもりなのになかなか結果が表れない。また、ある程度経験を積んでからは、後輩に対して技が掛かりにくい時など、理合に反してまで技を掛ける(結果を出したい)という、その場のメンツを保つという自己保身、自己満足のためだけの行動に走りやすいのも事実。
内容をごまかしてまで結果をだそうとしてしまうのです。
ここではっきり言っておきますが、こういうことを繰り返しても稽古相手に失礼なだけでなく、自分自身もその後の成長は期待できません。
忠実、誠実な稽古を積む人には真の実が成り
不実な稽古を積む人には不実な実しか成らないのだと
私は思います。
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