一つの道を極めたい
一つの道を極めたい!!
という思いから合気の道を志し、
今も尚、修行中です。
私は幼少期の頃からあまり一つのことを長く続けられず、上達する前にはやめてしまうような根気の無い子供でした。
小学生の時、友人に誘われて剣道教室に通うも、先生が打つ面の強烈な痛さに即やめ(笑)。野球もサッカーも得意ではなく、中学の時はバスケ部に入部するも面白さが解らないまま退部。そしてバレー部に入部するもとても中途半端なまま卒業。
この時期あたりから中途半端な自分に嫌気がさし、
「もっと精神的に強くなりたい!!」
「一つの事を長く続けてその道を極めてみたい!!」
という気持ちが芽生えたのと同時に長い「道」探しが始まったように思います。
その後、普段の生活を送りながらも「コンプレックスを克服したい!!」という思いが原動力になっていたのか、20代の後半になって出会った道こそが大東流合気柔術。
初めて道場見学に行った時、師範の不思議な技を見てこう思いました。
「何だか凄すぎて意味が解らん」
全く意味が解らないからこそ長く続けられるだけの奥深さがあると思ったのです。ちょっと変かもしれませんが(笑)
おかげさまで約20年経った今も尚、楽しく修行が出来ていますし、「一つの道を極めたい」という思いは変わりません。
そして思春期の自分を今の自分から見てこう思います。
「知識が乏しく、数少ない選択肢の中で自分を当てはめようと悩み、もがいていたのだな」と。
世の中は広い。
自分の好きな道が見つかれば自然と長続きするし、努力もまた楽しいものであると
思春期の自分に言ってやりたい。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二