目に見えない師匠

以前、道場生の方にこう聞かれました。

「道場長の今の師匠は誰ですか?」

「師匠が居なくて不安ではないのですか?」

という内容のものでした。

2009年5月に独立してから約6年弱。以来、私には師匠という人は存在しません。

では現在の私の師匠は誰か?と聞かれたら

「目に見えない存在である。」と答えます。

守護霊?指導霊?その他の導き?・・・実際にお目に掛ったことがないので、何の導きなのかは皆目見当もつきませんが、とにかく気付かされているのです。そして私は絶大な信頼を置いているのです。

稽古中に道場生の方が言った何気ない言葉だったり、日常のあらゆる場面からふと気づかされることが多い。

そして気付いたことを実際に道場で試してみて、学んできた基本技と照らし合わせてみると「ほぉーっ!!」自分でも感心する位きちんと答えが出るから面白い。

この繰り返しです。

そして今のところ有り余るほどの課題をいただいておりますので、全然不安はないのです。

師の下を離れたということは大きな後ろ盾を無くしたことでもありますが、私にとっては己を導く「気付きの泉」に繋がるための大きな転機だったのかもしれません。そして私はその泉と繋がり続けるための努力が必要なのだと感じますし、それによって益々別次元の泉と繋がりたいとも思っております。

今後万一「気づきの泉」が枯れてしまった時には本気で師匠を探します。(笑)

大東流合気柔術 無限道場

道場長 竹内 研二

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