本当の実戦とは目に見えない敵(魔)と戦うこと。
TVやネットを騒がす芸能人の犯罪。
その他にも凄惨な事件が多いですよね。
武道・武術・護身術・格闘技・・・
そんなジャンルに身を置いて活動していれば、一度や二度はこう聞かれたことがあるのではないでしょうか?
「実戦で使えますか?」
ここで言う”実戦”とはケンカなど、他人との争いで勝てるか?いざという時に使えるか?というものであろうと思いますが、実際にはそんな現象よりも遥かに多いのが「魔の誘惑」ではないでしょうか?
誰にでも日常でないですか?
「ちょっとくらいなら良いだろう」
「これくらいなら、ばれないだろう」・・・
”ちょっと魔が差した”で何か事を犯してしまっては取り返しがつきません。
私は人に武術を指導する立場の人間としてこう言いたい。
他人と何かを比べ、優劣を競うより
まずしっかりと自分の心を見張ること。
弱い自分、ふと誘惑してくる「魔」に立ち向かうこと
それが無限道場でいう”実戦”です。
そういう意味ではいつも目に見えない敵と戦わなければなりません。
特に現代は終末の世、末法の世と言われていますからね。
目には見えない魔が蔓延っていること、中には「こんなところにまで」とにわかには信じがたいようなありとあらゆる所にまで潜んでいるということを自覚して、日々行動することをお勧めします。
氣を高め、日々魔に打ち勝つように心身を強めること
無限道場の稽古目的はここにあります。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二