たった「二つ」の基本動作
体系づけられた大東流の技の数は
二千八百八十四手(それ以上?)とも云われておりますが、
我々の様に”合気”の修得に特化した身体造りを求めた道場ではそこまでの膨大な数の技は稽古しません。
数えてみても「手首を掴まれた場合」、「突きに対する技」など、基本技としては多くてもせいぜい数十程度であり、実際に稽古で行うものはほんの数個。
そのたった数個の技を稽古していく間に行き詰った時、
「やっぱりこれが要るよねと」
その重要性を再認識させてくれるコアな基本動作は
二つ
たった二つです。
あくまで基本動作ですので見た目の”動作”としては簡単なように見えますが、その完成度を高めるには相当の練磨が必要である事を実感させられます。
それと同時に、この完成度が全ての基本技の上達と比例しているという事も感じさせてくれます。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二