脱力・緩み・アソビについて考える
まずはじめに無限道場では脱力・緩み・アソビの状態を全て”隙”であると捉えています。
考えてみてください、あなたは24時間いつも緊張して自分を固めていますか?
私の場合は寝る時はもちろん、トイレや風呂、食事の時、等々、どうしても緩んでしまうので、せめて稽古の時間位は緩まないように、そして緊張感を持った状態で動けるカラダを作るべきであると考えます。逆に自分が緊張しやすいと感じる人は”緩む”事が目的ではなく、その緊張感の中で動けるようにカラダを作っていけば良い。
即ちそれが”稽古”であり、その中で練られていくのが”自然体”であるという考えです。
私たちはあくまで守り重視の合氣柔術を稽古していますので、その中で特に重要な感覚は”不用意に入られない”こと。自らは好戦的に仕掛けないというスタンスを保つので、相手の攻撃など迷惑千万、近寄りたくもなければ氣にかけたくもないのです。
これはねぇ稽古してたら肌で実感出来るのですが、自分が緩んだ”瞬間”に相手は容易に入ってきます。
私が言いたいのは自分以外の全てを受け入れないことでも、弾き飛ばすということでもありません。
相手に呑み込まれないように自分をしっかり持ち、自分らしく自由に活きることが目的なのです。
まあそのためには”相手を観る目”も必要になってくるのですが・・・
その話は機会があればまた。