「アサガオの手」ではなく何故大きく開くのか?
昨晩の稽古で、ある道場生の方から質問を受けました。
「なぜ手を大きく開くのですか?」
一言でお答えするならば
「そう習ってきたから」なのですが(笑)
私も初めの頃は全くこのことの意味が解らず、師匠に言われるがまま毎回の稽古、技の一瞬、一瞬に至るまで開き続けていった結果、ある時に自分の手が指先の末端まで活きている、確実に変化しているという事、同時に手首も強化されているという実感を得る事ができました。
それと、よく言われる「アサガオの手」
一応私なりに試してみた事があるのですが、私の持っている性能が発揮できないというか・・・
何しろいつもの身体の充実感が得られないというだけではなく、実際に道場生の方に全く技が通じないので私には合わないと判断いたしました。そもそも「アサガオの手」と教えられなかったので縁が無かったのでしょう。(^^)
私にとって「手を大きく開く」ということは合気修行を続けていく間は止める事のない練磨だと思います。何故なら開けば開く程、経験を重ねる毎に確実に身体が進化しているのを実感しておりますので止められません。
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二