出されたちゃんぽんはそのまま食べろ!!
「出されたちゃんぽんはそのまま食べろ!!」
これは私が合氣の稽古中に言う心得です。(笑)
どういうことかというと、人にはそれぞれ食べ方の好みがありますよね。例えばカレーライスにソースを掛けるのが好き、うどんには唐辛子、牛丼には紅ショウガ、ちゃんぽんにはソースなどなど・・・。それがパターン化されてしまっているという方もおられるかもしれません。
我々の基本稽古は例えば相手が先に横面を打ってきたとか、突いてきたといったものをどう制していくかという、条件を決めた上での約束組手のような稽古。なので、その待ち方というか備え方が問われるのですが、上記の食の好みのようにパターン化された思考と成り易いのです。
「相手がこう打ってくるからここでこう受けて、次はこうやって・・・」
頭の中で勝手に相手の動作(味)を予測して、次にどうする(ソースを掛ける)ことをイメージして待っているようなもの。
しかし当然のことながら実際には一回前の相手と、現在の相手とでは状況が違うのです。
毎回毎回違うお店のちゃんぽんを味わうような気持で臨まないと、相手の細かな動きやその違いがよく観えませんよという意味で「出されたちゃんぽんはそのまま食べろ!!」という表現になるのです。
「どんなちゃんぽんが出てくるのかなぁ」わくわくしながら作り手(技を仕掛けてくる相手)を観ていて、その出されたものに素直に反応すればよいわけです。
表現がどうも稚拙ですみません(笑)
大東流合気柔術 無限道場
道場長 竹内 研二
素的な言い方です。相手受けることが一番難しいと感じます。どうしても自分の思う技を相手にも押し付け?てしまう。相手をそのまま受ければ 、 もっと楽しいのにな 。うまく書けなくてごめんなさい。良いと思ったら伝えたくて。
キノコ さま
コメントありがとうございます。仰る通りどうしても「自分の思う技を押し付け」てしまいがちですよね。「相手に無心で臨め」とか「頭を空っぽにして」・・・といった武術的な表現を私なりに日常に置き換えたらこんな表現になりました。どうも稚拙でスミマセン(笑)